台風4号の進路がそれる予想ですから、直接的な被害は避けられました。というわけで、奄美すももの受付を始めますね。
はじける甘さ@奄美すもも
今期の奄美すももは大不作です。
いつもの年の1/10ほどの収量しかないかもしれません。
昨年の相次ぐ台風被害によって、奄美の農業は甚大な被害を受け(高波にさらわれて子供の犠牲者も出ました)、12月の台風によって、塩害も広範囲に出ました。
台風で弱まった奄美すももは、暖冬のため、休眠期間が1ヶ月足らずしかないままに、開花・受粉をはじめましたが、樹勢は充分には回復しておらず、また、2月の長雨のため、着果不良(実の付きが少ない)でした。
※奄美すももは自家結実性があります。温帯ではなく亜熱帯に適した品種ですが、それでも、低温要求性があります。
さらに、2月末〜3月上旬にかけて、雪の降らない奄美で降雪が確認され、アラレなども降りました。幼果期の奄美すももには、大変厳しいアラレで、今年の奄美すももの外見は、いつになく劣ります。
3月中旬からは(2月と一転して)ほとんど降水がない天候が続きました。果実の肥大時期に雨が降らないと、大玉は望めません。そのまま、空梅雨に入りました。
このように、今年の奄美すももは厳しい状況です。
産地である、奄美大島南部の大和村は、それこそ、村をあげて栽培を行っています。人口2000人足らずの村で、50haの面積(結果樹面積37ha)を有し、例年250トン前後の収穫を見込んでいます。
大和村の農政は、奄美の果樹農業の中でも、形ができており、担当職員さんたちのご努力は、相当なものです。しかし、昨年に続き、今年もスモモに関係する人々の気持ちは揺れています。
いまは、ただ粛々と、みなさんに、この奄美すももをお分けします。
奄美の果物は、今年がもっとも厳しい年だとお伝えしてきましたが、その中でも、この奄美すももがもっとも苦しいです。「どん底」だと言ってもいいでしょう。
けれども、私は諦めていません。
必ず、奄美すもも(だけでなく、奄美の果物は)回復します。
この1年を「試練の年」と位置づけて、乗り越えていきたいのです。微力ながら、この5月から、私も農業を始めました。いま、タンカンを21本移植し、また、奄美すもも畑の整地も済んだところです。
諦めなければ、光が見えてきます。
私の中では7年後が、勝負を決する年。
2010年頃に、果物産地として奄美が踏ん張れれば(良質な果物の生産力を維持できていれば)サトウキビと並ぶ(現在の流れでは、サトウキビの代わりとなる)農業の柱・奄美経済の柱となるでしょう。
道のりは長く険しいでしょうが、歩みを止めることなく、進んでいきます。
これからも、どうぞ、よろしく、お願いします。