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2006年08月05日

サトウキビ単収向上勉強会

 8月2日。

 奄美大島のサトウキビ「単収向上勉強会」が開催されましたのでご紹介します。この勉強会には、約40名もの方が参加され、活発な議論がなされました。

サトウキビ単収向上勉強会

 ●勉強会の内容(概略)

 奄美産業活性化協議会(奄美市商工水産課課長) 田畑 米利氏による「主催者あいさつ」・・・パッケージ事業と勉強会の説明・あいさつ。

 富国製糖株式会社 農務部 課長代理 肥後 芳郎氏による「さとうきび単収増加に向けた新品種導入について」・・・会場に実際のサトウキビを持ち込み、形状なども説明。とても盛り上がりました。

 鹿児島県農業開発総合センター大島支場 病害虫研究室長 末永 博氏による「さとうきびの病害虫対策の現状と今後の展望」・・・ハリガネムシ、メイチュウ類によるサトウキビ被害の現状。会場から質問が相次ぎ、コガネムシの被害と対策なども議論されました。

 サトウキビ農家 山下 義和氏による「単収向上に向けたさとうきび農家の取り組み・事例紹介」・・・この日、もっとも盛り上がりました。喜界島と奄美大島の単収の違いを、10アールあたりの茎数に着目し、植付方法等で単収増を目指す事例を紹介されました。

 独立行政法人 農業食品産業技術総合研究機構 主任研究員 伊禮 信氏による「単収向上による栽培技術など」・・・サトウキビの性質など基本的な事をおさらいし、時期ごとの単収増のポイント、品種の違いによる気象条件への対策などを説明。

 40名の参加者のうち、10名ほどはサトウキビ栽培に興味をもった方。30名ほどはキビ農家さんでした。やはり、山下さんの事例紹介は、単収増と直接関わるだけに、参加者の関心をもっとも引いたのではないかと思います。

 今回の勉強会を踏まえ、次回は農業経営の視点も組み入れた勉強会になるようです。たとえば、畜産+サトウキビなどの複合経営の実際とかですね。

 クリーニング作物としてのキビ。新燃料(エタノール)としてのキビ。地域ブランドとしての黒砂糖(キビ)加工品の育成。観光資源としての黒砂糖製糖風景の利用・体験など、キビ農業には、いろいろな切り口があります。

 限られた時間では概要を触れる程度しかできないこともあるでしょうが、このような勉強会は、今後も引き続き、開催して欲しいものです。