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2008年05月22日

大和村福元盆地のタンカン畑

 5月21日。
 なかなか梅雨入りしない奄美大島。

 駒澤大学の須山先生と再会することになった。須山先生とのお話を前に、僕は大和村福元盆地の@やっちやば農園(タンカン畑)に車を走らせた。

 晴れ渡る空。名瀬〜大和村にむかう道すがら、右手に見える、青い東シナ海は心を和ませてくれる。車の窓を開け、涼しい風を感じていた。

 標高400mほどにある@やっちやば農園。ぐんぐんと道をあがっていく。畑に近づくほどに、樹木は生い茂っている。

 3年前。
 僕たちは、この畑を切り開いた。年老いた農婦ひとりでは管理できるものではない。荒れた畑だった。畑を整備し、21本のタンカンの樹を移植した。

 移植したタンカンの樹

 いま、タンカンの樹は、こんなに活き活きとしている。この3年で、しっかりと大地に根を張り、たくましい葉を生い茂らせている。

 生い茂る葉


 3年前といまの奄美。須山先生とざっくばらんに話しあった。いたずらに産業振興として観光を訴えるばかりでは何も変わらない。

 山川さらさんたちと整理した棚

 次のシーズンには、この畑のタンカンも、わずかながら収穫できる。たとえ規模は小さくても、この畑のタンカンは、シマおこしのひとつだ。

 この畑はまもなく羽ばたこうとしている。この3年、僕たちはどんな風に生きてきただろうか。

丁寧に整備された農道


 畑では、これからを担う若いタンカンが育っている。

新しいタンカンの苗木

この畑を担う、若いタンカンの樹


 この畑から見下ろす、美しい東シナ海。

 この先5年。
 この畑はますます成長し、やがて成園となる。そのとき、このシマはどんな風に変わるだろうか。いま、福元盆地では、将来を夢見て、若い農家が中心となって、多くの方々が畑を拓いている。

 この地で育つタンカンは、間違いなく奄美を代表する果物となる。そう考えると、ますます僕の意は強くなる。

 奄美でもできる。
 奄美だからこそできる。

 その日にむかって、いまを乗り越えていくのだ。