宴のあと
この1年。
僕は駆け回っている。
これでもかというほど、必死に生きている。いまが人生の勝負どころ。どうしても、この1年だけは勝ちたい。勝たなければならない。そのための努力を惜しみはしない。
何のために生きるのか。
稲盛和夫 京セラ名誉会長が答えてくれた。
「稲盛和夫の技術を世に問う場」から「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献する」
家族への想い、ふるさとへの想い、働いてくださる人への想い。
台湾の研究家李英茂氏は「滅私奉公」と答えてくれた。
私を無くすということ。
働き方の質を変えるということ。
にぎやかな披露宴の席で、やっちやばシスターズのみなさんはフラダンスの余興を披露してくれた。
Iさんは幼いお子さんが風邪を引いているのに、余興の練習を遅くまでしてくださった。Iさんに励まされ、女性スタッフはそれぞれ家庭・育児があるなかで、夜の10時まで連日余興の練習をしてくれていた。
みんなの気持ちがほんとうに嬉しかった。有難かった。なんにも出来ない僕を責めずに、精一杯、頑張ってくれていた。ほんとうにありがとう。
この日のために努力してきた、若い新郎新婦。
彼ら彼女らが、これからの奄美を支えるのだ。ふたつの生命から、やがて新しい生命が宿り、このシマを故郷にしていく。奄美もまだまだやれるじゃないか。
今は大きなことはいえない。
だけれども、僕はこれからも、この奄美で、意欲と能力を持つ人々が夢と希望を持って働ける場所を作っていきたい。その礎を、いま作っているのだ。
たとえ規模は小さくても、人々の想いこそが地域振興の本質であり、原動力であると信じている。
スタッフのみんなに見てもらう、新しい資金計画をいま書き上げたところだ。奄美王国事業をスタートさせて3ヶ月。人件費や設備投資でここ2ヶ月はお金がかさんだが、11月は黒字に転じた。2月から始まるタンカンにむけて、12月・1月とスタッフを増やしても大丈夫だ。
今夜は早めに帰ろう。3ヶ月ぶりに、息子たちと楽しい一時を過ごせそうだ。久しぶりに、親子水入らずで、お風呂を楽しもう。ハリーポッターのDVDも買って帰ろう。













