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2006年08月の記事一覧

2006年08月30日

須山聡先生と

 8月27日(日曜)。

 駒大の須山先生が奄美大島にお越しになりました。お忙しい合間を縫って、遊びに来てくださいましたので、せっかくですから、奄美の陶芸家の池波さんのところで、お酒を飲みながら、いろいろとお話しました。

 ・奄美南部の景観とコミュニティの事。
 ・谷口さんの果樹園の贅沢ジャムの改善点。
 ・宇検村の核産廃施設と地域経済の問題。
 ・笹森儀助氏と琉球について。
 ・インターネットの利用者側の言語の問題。
  → グローバリズムと国粋主義
 ・韓半島を中心とした東アジアの問題。
 ・児童教育の問題(早期教育の是非)
 ・奄美(及び出身)の経営者と集落(シマ)主義の事。
 ・薩摩焼と野茶坊焼の違い。
 
 会話のはずむままに、いろいろな事をお話しました。頭・心とともに、胆の据わった経営。物事を為すには、やはり情熱が大前提です。

 道は険しいなあ(^○^)

 須山先生は、今回の調査で奄美の島々すべてに足を運ぶことになります。今日は与論島に入っているでしょう。

 須山先生の奥さんとお子さんたち、前田のおじちゃん、酔っ払いでごめんなさいね。気の許せる方々には、ありのままで接してしまいます。次の夏は、大きな花火を打ち上げましょうね。


 野茶坊焼 池波陶柳さん

2006年08月12日

明治の豪傑、笹森儀助 奄美・沖縄探検記

 8月12日(土曜)。

 もう胸の高鳴りが止まらない。今夜のTBS「世界ふしぎ発見!」は笹森儀助氏の特集だ。私にとっては、この夏最大の見物だ。久しぶりにテレビ番組の放送にワクワクしている。

 笹森儀助氏は弘前の人。

 明治期に日本の周辺部を調査し「千嶋探検」「南嶋探検」を世に送り出した。南西諸島に大変貢献された人物である。

 特に奄美との縁は深く、3年間、大島郡の島司(いまでいう大島支庁長)として、圧政を批判し、鹿児島商人の搾取に苦しめられた島民の救済にあたった。私の知る限り、おそらく初めて大島紬の売り込みを行った方だ。のちの青森市長でもある。

 サトウキビと大島紬。

 笹森儀助氏の時代から、その後、100年に渡り、この2つの産業は、奄美の基幹産業であり続けた。彼が奄美に残したもの、残そうとしたもの。想いを馳せるだけで、なぜか切なくなる。
 

 ミステリーハンター 坂本三佳さんのインタビュー
 ・その1
 ・その2

2006年08月05日

サトウキビ単収向上勉強会

 8月2日。

 奄美大島のサトウキビ「単収向上勉強会」が開催されましたのでご紹介します。この勉強会には、約40名もの方が参加され、活発な議論がなされました。

サトウキビ単収向上勉強会

 ●勉強会の内容(概略)

 奄美産業活性化協議会(奄美市商工水産課課長) 田畑 米利氏による「主催者あいさつ」・・・パッケージ事業と勉強会の説明・あいさつ。

 富国製糖株式会社 農務部 課長代理 肥後 芳郎氏による「さとうきび単収増加に向けた新品種導入について」・・・会場に実際のサトウキビを持ち込み、形状なども説明。とても盛り上がりました。

 鹿児島県農業開発総合センター大島支場 病害虫研究室長 末永 博氏による「さとうきびの病害虫対策の現状と今後の展望」・・・ハリガネムシ、メイチュウ類によるサトウキビ被害の現状。会場から質問が相次ぎ、コガネムシの被害と対策なども議論されました。

 サトウキビ農家 山下 義和氏による「単収向上に向けたさとうきび農家の取り組み・事例紹介」・・・この日、もっとも盛り上がりました。喜界島と奄美大島の単収の違いを、10アールあたりの茎数に着目し、植付方法等で単収増を目指す事例を紹介されました。

 独立行政法人 農業食品産業技術総合研究機構 主任研究員 伊禮 信氏による「単収向上による栽培技術など」・・・サトウキビの性質など基本的な事をおさらいし、時期ごとの単収増のポイント、品種の違いによる気象条件への対策などを説明。

 40名の参加者のうち、10名ほどはサトウキビ栽培に興味をもった方。30名ほどはキビ農家さんでした。やはり、山下さんの事例紹介は、単収増と直接関わるだけに、参加者の関心をもっとも引いたのではないかと思います。

 今回の勉強会を踏まえ、次回は農業経営の視点も組み入れた勉強会になるようです。たとえば、畜産+サトウキビなどの複合経営の実際とかですね。

 クリーニング作物としてのキビ。新燃料(エタノール)としてのキビ。地域ブランドとしての黒砂糖(キビ)加工品の育成。観光資源としての黒砂糖製糖風景の利用・体験など、キビ農業には、いろいろな切り口があります。

 限られた時間では概要を触れる程度しかできないこともあるでしょうが、このような勉強会は、今後も引き続き、開催して欲しいものです。