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2006年05月の記事一覧

2006年05月29日

末広本通り会


 名瀬市IT企業塾で大変お世話になった久留幹生さんが会長を務められている、末広本通り会の総会にお呼び頂きましたので、参加させて頂きました。

 総会・懇親会では、会員のみなさんによる島唄や踊りもあって、参加された会員さん(約40名・20〜70代)は、非常に盛り上がっていました。

 懇親会には、奄美市の市会議員さんも来賓として参加されました。

 ・向井 俊夫さん
 ・南 修郎さん
 ・伊東 隆吉さん

 私も来賓でしたので、とても緊張していましたが、向井さんに励まされ、しどろもどろになりながら、なんとか来賓の挨拶をこなしました。

 伊東さんには、IT企業塾や奄美の振興など、貴重なご意見を頂き、励みになりました。

 来賓の挨拶を終えると、ざっくばらんな懇親会に突入しました。なぜか、私、60代以上のお母さま方に大人気で、こてこての島口に、ちょっと戸惑いました。

 同席してくださった山田嘉典さんは、40代以上のお姉さま方に人気で、うらやましい限りでしたよ(^○^)

 旧名瀬市の商店街もまた、商店主の高齢化や後継者不足、売上不振などで、往時のにぎやかさはありません。が、若手を中心に、個店独自の営業努力、商店街としてのイベントなど活発に行っています。彼らの頑張りで、一部に、景気回復の兆しが見え始めています。

 しばらく続けている、執筆活動を通して、あらためて奄美の産業を俯瞰しています。結果としての不景気はさておき、個店の努力があればこその、振興ではないでしょうか。

 行政頼みではなく、
 消費者頼みでもなく、
 個々の営業努力。

 もちろん、難しいことを考えれば、出来ない理由ばかりが溢れます。ダメ詰め農業論、ダメ詰め経営論、ダメ詰め振興論。でも、有機体として考えれば、奄美市の商店街は爆発する力を有しています。老いも若きも男も女も、一つの組織と考えれば、大店舗など恐るるに足りません。

 本年度、IT企業塾を開催できれば、その際に議論しましょうね(^○^)


 名瀬市通り会連合会 HP

2006年05月27日

奄美すもも3Lサイズ、受付中止のお知らせ

 今年の奄美すももは表年にあたるため、当初から小玉傾向の予想でしたが、案の定、3Lサイズ以上は厳しい収穫状況となっています。

 収量があがってくる、5月29日以降の動向をみてと考えていましたが、いまの受注ペースでは、3Lサイズのお届けに1週間ほど時間がかかりますので、ここでいったん3Lサイズの受付を中止させてください。

 いまのところ、奄美スモモは5月30〜31日頃から10日間ほど(6月10日頃まで)今期の収穫のピークを迎えると判断しています。大玉の再開ができるとすれば、6月3〜5日頃になるでしょう。

 受付を始めて、まだ3日ほどですから、大玉の受付中止は大変残念ですが、状況をご理解いただければと思います。なお、L〜2Lサイズは、まだまだ余裕がありますので、ぜひ、お楽しみくださいね。

 はじける甘さ@奄美すもも

2006年05月26日

奄美すももの甘い香り

 今年の奄美すももは生育が早く、収穫も本格的にはじまった。奄美大島のいたるところで、奄美すももの、まってりとした甘い香りが、もう漂いはじめている。

 例年なら、6月上旬頃から徐々に熟したものを楽しめるものだが、5月に、この味わい。今期も限れらた収量だが、ついつい笑顔がこぼれる。いつ、スモモ酒を漬けようかと考えるだけでワクワクするのも、奄美すももの楽しみの一つかな。

 
受粉作業中の谷口さん
 
 5月の連休、谷口さんはパッションフルーツの受粉作業に追われていた。

 この時期に結実した実が収穫できるのは、6月下旬〜8月上旬にかけて。大人気の果樹園の贅沢ジャムの再開も楽しみだ。

 昨年は6月の記録的な長雨、大雨が続いた。日照不足からパッションフルーツの生育にも影響が出た。願わくば、今期はほどほどの梅雨であって欲しい。

 昨日(5月25日)、須山先生(駒大助教授)と再会できた。お酒をまじえて、ざっくばらんにお話しができて、新たな課題が見えてきた。奄美の命題。じっくりと考えてみたい。

 はじける甘さ@奄美すもも

2006年05月24日

恐竜

 1年かけて収穫を迎える時期。

 農家にとって収穫期ほど喜びと不安が交錯する時はない。収穫作業に追われ、猫の手も借りたいほど、懸命な日々が続く。

 天候相手の農作物は、人の思い通りには進まないものだ。梅雨入り後の日照不足から、本州では一部の野菜が高騰しているので、台所を預かる主婦のみなさんも大変だろう。

 果樹の場合、収穫時期が2週間程度、変動することは想定内だ。しかし、流通段階では2週間の差が致命傷となりうる。

 DMが間に合わない。
 資材が間に合わない。
 販売員の準備が間に合わない。

 現場の状況を知るだけに、私は、彼らに意見するのではない。限られた戦力で、少しでも農家収入を増やそうとする彼らの奮闘は、天晴れだ。

 だけど。

 「ベンチがアホやから、野球がでけへん」

 野球をさせるためのベンチであり、フロントであるはずだ。天災以外に、農家の足を引っ張っていては、いったい何のための「農家のための」組織だろうか。

 スモモの熟度は2週間も待ってくれない。
 いまさら畑についた実が増えるはずもない。

 限られた収量と、それに見合う農家収入だ。

 環境の変化に適応できなければ恐竜と同じ道をたどる。間隙を縫って、私のような小さなねずみが取って代わる。農家離れの主因は何なのか。どこにあるのか。痛いほど、私たちは経験しているはずだ。


 「私たちは、何もない状態から出発しなければならなかった。どのような組織が望ましいかを自分たちで探り出さなければならなかった。」(スローン)

 スモモの実が赤くなるにつれて、鳩も飛び始めた。平地も山場もお構いなしに熟度は進むだろう。雨がどれだけ日照をさえぎってくれるかに賭けるしかない。今年はそんな年になるだろう。

 今期の奄美すももが終了したら、あらためて、この続きを書いてみたい。

2006年05月23日

今期の奄美すもも

一雨降ってきそうな天気

 奄美地方は5月13日に梅雨入りしましたが、台風1号の影響で雨が少なく、好天が続きました。

 この好天で奄美すももの着色が予想以上に早まりましたので、状況を確認するために主産地の大和村に行ってきました。

 空に目をやると、また一雨降ってきそうな雲行きでした。

 今日は久しぶりに梅雨らしい天気で、またまた激しいスコールが降ったため、山々から煙が立ち込めていました。

案の定、一雨降りました

 なぜか昨年6月の記録的な降水量を思い出してしまいます。

 昨年(05年)は5月までの空梅雨傾向から一転、6月に入った途端、記録的な降雨が続き、奄美の農作物は苦しみました。

 昨年の奄美すももの共販量は、当初予想100トンに対して、蓋を開けてみると、わずかに20トン。

 計画の20%しか出荷できない非常に苦しい年でした。加工品として扱われるMサイズを、生食用に出荷せざるをえない状況に陥ってしまったといえば、お分かりでしょうか。

雨のおかげで生き生きとしている花々

 あの雨は奄美の農作物に軒並み被害をもたらし、日照不足と長期にわたる長雨で、パッションフルーツの生育にも悪影響を与えました。

 一雨降ったので、植物はいきいきとしています。奄美すももの収穫のピークは、通常6月5日〜15日にかけて。5月末頃から、多少、収穫が始まる程度です。

 ですが、今年は梅雨入り後の好天で急速に着色が進んでいます。おそらく、5月29日〜6月10日にかけて、収穫のピークを迎えるでしょう。

雨に濡れて、元気です

 昨年の収穫量から計算すると、今年は頑張って40トンといったところでしょうか。

 加工用の小さなスモモを引き上げれば、上方修正できるでしょうが、例年通りLサイズ以上の出荷基準を厳守すれば「楽天的」にみても40トンでしょう。

 スモモは作付面積を維持できても、改植が進まなければ小粒化、減産してしまう性質を持っています。老木ではダメなんです。もちろん栽培技術でカバーできる側面もありますが、昨年の被害を考えると摘果をすすめにくい農家心情も充分に分かります。

収穫前の奄美すもも。まだ5月23日ですが着色が進んでいます。

 案の定、着色は進んでいました。

 果皮の着色は、果実内部の成熟のためですから、来週には次々と収穫できるでしょう。

 奄美の初夏を彩る、はじける甘さ、間もなく楽しめます。

 新年度が始まって、そろそろ疲れがたまった体には、奄美すもも特有のポリフェノールとクエン酸が有難いかぎりです。

 畑で実のついた奄美すももは、通常のシーズンと比べれば、決して多くはありません。奄美すももの受付が始まったら、できるだけ早くご注文ください。時期を過ぎれば、ご用意したくても出来なくなりますので、どうぞ、よろしくお願いします。

2006年05月10日

奄美完熟たんかんの生長

奄美完熟たんかんの樹(5月5日)

 5月5日に撮影した、@やっちやば農園の奄美完熟たんかんの樹です。

 3月26日と比べると一目瞭然ですよね。春を迎え、葉も充実し、タンカンの樹も、園地全体も活き活きとしています。

 この4月は気温が上がらない日が続きましたが、5月に入り、ようやく気温があがり、自然の生態系も奄美らしい「春」を迎えたようです。

 引き続き、5月13日(土曜)は勢いよく伸びた雑草を刈ってきますね。移植した21本の樹、今年は剪定をせずに来年まで樹勢回復に努めます。

 ですから、待望の初収穫は次の次の冬になります。それまで約600日。「吾が生の行くゆく休するを感ず。」かな。

2006年05月03日

没法子

 思い描いた結果を得られなかった時。自身の努力だけでは為しえない事柄に対し、無力感に苛まれる時。自棄になりたい時。


 没法子(メイファーズ)。

 (仕方がないと認め)ただ「うなだれる」のか、
 (仕方がないと認め)もう一度「やりなおす」のか。


 批評家は、僕の任ではない。

 大地とともに暮らす僕には、どうにもならない事のほうが多い。過酷な気象条件を目の当たりにすれば、(営農)計画などなんの意味も為さない。事実を受け入れ、そこから最善を尽くす以外に、手はない。

 没法子。

 ともすれば、内向的になりがちな自分の幼児性を排し、ややもすれば、依存を求める自分の弱さに打ち克ち、運命を拓いていきたい。


 〜 帰去来辞 陶淵明 抜粋 〜

 「実に途(みち)に迷うこと其れ未だ遠からず。今は是にして昨は非なりしを覚る。」

 「万物の時を得たるを善みし、吾が生の行くゆく休するを感ず。」


 帰りなんいざ。